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【2025】第58回 堂ヶ島火祭り(静岡県賀茂郡西伊豆町)
第58回 堂ヶ島火祭りとは 第58回 堂ヶ島火祭りは、静岡県賀茂郡西伊豆町堂ヶ島の海上で行われる花火大会です。 堂ヶ島湾内から打ち上げる花火と、海上に浮かべた海賊船を爆発炎上させる演出が行われ迫力満点 ...
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西伊豆の夜を焦がす堂ヶ島火祭りとは
静岡県・西伊豆町で毎年夏に開催されている夏の風物詩「堂ヶ島火祭り」。
西伊豆に夏の始まりを告げる風物詩として知られ、その勇壮な歴史と迫力満点の演出で、多くの観光客を魅了し続けています。
美しいリアス式海岸が広がる堂ヶ島の湾を舞台に、夜空と海面が炎と花火で赤く染まる光景は圧巻の迫力です。
堂ヶ島火祭りの歴史と由来
堂ヶ島火祭りの起源は、今から約600年前にさかのぼります。
当時、この地域は海賊の襲撃に苦しめられていました。
ある夜、地元の若者たちが勇気を振り絞り、湾内で酒に酔いしれ眠っている海賊たちに向けて火矢を放ち、船ごと焼き討ちにして見事撃退した、という「海賊討伐伝説」が今に伝わっています。
この歴史的な故事を再現したイベントが堂ヶ島火祭りです。
先人たちの勇気と、地域の平和を取り戻した喜びを後世に伝える、地域にとって非常に大切な意味を持つお祭りとなっています。
最大の見どころ!海賊船炎上と花火の競演
この祭りの最大の見どころであり、クライマックスは、何と言っても「海賊船の炎上シーン」です。
湾上に浮かべられた海賊船(みかげ石の台船を装飾したもの)めがけて、陸から火矢が放たれると、船は瞬く間に炎上。
ごう音と共に仕掛けられた火薬が次々と爆発し、船全体が巨大な火柱となって燃え盛ります。
その壮大な迫力は、他の花火大会では決して味わうことのできないものです。
さらに、炎上する海賊船を背景に、約3,000発もの花火が次々と打ち上がります。
海面に映る炎と花火の光が、訪れた人々の心を強く揺さぶる一夜となることでしょう。
【2025年版】堂ヶ島火祭りの開催概要
2025年の堂ヶ島火祭りの開催概要を以下にまとめました。
行こうか検討している方は、参考にしてください。
※ご注意:情報は変更される可能性もあります。特に天候が良くない場合などは、お出かけ前に必ず西伊豆町観光協会の公式サイト等で最新情報をご確認ください。
開催日時・スケジュール
- 開催日:2025年7月24日(木)
- 開催時間:18:00~21:00
- 花火打上時間:20:25~21:00
- 荒天の場合:小雨決行。荒天時は7月中に延期予定。
開催場所とメイン会場
- メイン会場:堂ヶ島公園
- 住所:静岡県賀茂郡西伊豆町仁科2910-2
- 特徴:美しいリアス式海岸を望む景勝地にあり、祭りの迫力を間近で体感できる最高のロケーションです。
祭りのタイムテーブルと見どころの時間帯
当日は、花火の打ち上げ前から様々なイベントが予定されています。
特に見逃せないのは、祭りのクライマックスに向けて盛り上がりが最高潮に達する時間帯です。
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 17:00~ | 駐車場オープン |
| 18:00~ | 飲食ブースオープン |
| 20:25~ | 花火大会スタート |
| 20:30~ | 手筒花火 |
| 20:40~ | 海賊船征伐(クライマックス) |
| 21:00 | 花火大会終了 |
見どころのポイント:祭りのハイライトである「海賊船征伐」は20:40頃から始まります。
この時間に合わせて観覧場所にいると、迫力満点のシーンを見逃すことがありません。
また、日中の明るいうちから湾内に浮かぶ海賊船を眺めておくのも、年に一度の特別な風景としておすすめです。
堂ヶ島火祭りがよく見える場所【定番観覧スポット3選】
堂ヶ島火祭りの迫力を最大限に楽しむためには、観覧場所の選択も重要です。
ここでは、多くの人が訪れる定番でありながら、それぞれ魅力の異なるおすすめの観覧スポットを3つ紹介します。
1.堂ヶ島公園|迫力満点のメイン会場
祭りの中心地で、臨場感は圧倒的No.1!
言わずと知れたメイン会場の「堂ヶ島公園」は、海賊船の炎上や花火の打ち上げを間近で見ることができる最高のスポットです。
打ち上げ場所から近いため、花火の音と振動が体に響き渡り、他では味わえない臨場感と迫力を全身で体感できます。
遊歩道や広場など、観覧できるスペースは比較的広いですが、その分最も混雑するエリアでもあります。
良い場所を確保するためには、早めの行動を心がけましょう。
屋台などもこの周辺に集中するため、お祭り気分を存分に味わいたい方には最適な場所と言えます。
2.沢田公園|高台から全体を見渡せる絶景ポイント
少し離れた場所から、落ち着いて鑑賞したい方に。
メイン会場の対岸にある「沢田公園」は、高台から堂ヶ島湾全体を見渡せる絶景スポットです。
メイン会場の喧騒から少し離れて、落ち着いて花火を鑑賞したい方におすすめ。
炎上する海賊船と、夜空に咲く花火、そしてそれらが映り込む海面という、絵画のような美しい光景を一望できます。
特に、写真撮影をしたい方にとっては、全体像を捉えやすい人気のポイントとなっています。
3.堂ヶ島遊覧船|海上から臨む幻想的な光景(特別便)
年に一度の特別な体験!忘れられない思い出作りに。
祭りの夜、特別な体験をしたいなら「観覧クルーズ」がおすすめです。
海上から見る花火は、遮るものが何もなく、まさに360度のパノラマビュー。
水面に映る花火も相まって、幻想的な光景に包まれます。
例年、堂ヶ島マリンなどの遊覧船会社が火祭り専用の特別便を運航しています。
料金はかかりますが、陸上の混雑とは無縁の優雅な花火鑑賞が可能です。
特別な日を演出したいカップルや、ご家族での思い出作りに最適で、運航情報は各遊覧船会社の公式サイトでご確認ください。
【混雑回避】地元民も利用する穴場観覧スポット3選
「人混みを避けて、自分のペースで祭りを楽しみたい!」
そんな方のために、メイン会場の喧騒から少し離れた、知る人ぞ知る穴場スポットを紹介します。
定番スポットとはまた違った角度から、堂ヶ島火祭りの魅力を発見できるかもしれません。
1.天窓洞遊歩道|カメラマンにも人気!海と花火を一望できる展望スペース
美しい構図で写真に収めたいなら、ここが狙い目!
国指定天然記念物「天窓洞」の上にある遊歩道は、実は絶好の観覧ポイント。
展望スペースが整備されており、海賊船が浮かぶ堂ヶ島湾と打ち上げ花火を一枚の写真に収めることができます。
少し高い位置から見下ろす形になるため、視界が広く、カメラマンにも人気のスポットです。
メイン会場からは少し歩きますが、その価値は十分にあります。
2.仁科漁港|少し離れてゆっくり楽しむならココ
帰りの混雑も考慮したい、賢い選択肢。
メイン会場から南に少し行った場所にある「仁科漁港」周辺は、祭りの中心地から離れているため、比較的落ち着いて鑑賞できる穴場です。
特に、祭りが終わった後の一斉に動く車の渋滞を少しでも避けたい方にはおすすめ。
花火は少し遠くはなりますが、その分、静かな環境で夜空と海を染める光のショーをゆったりと楽しむことができます。
3.堂ヶ島公園の高台|メイン会場ながらも比較的落ち着いて見られる場所
祭りの雰囲気は味わいつつ、人混みは避けたい方に。
意外な穴場が、メイン会場である「堂ヶ島公園内の高台」です。
多くの人は海に一番近い前方に集まりますが、あえて後方の少し高くなった場所を選ぶことで、前の人の頭を気にすることなく観覧できます。
祭りの熱気や音の迫力を感じながらも、最前列のぎゅうぎゅう詰め状態からは解放されるため、快適性が格段に上がります。
レジャーシートを広げて座って見たいファミリーにも最適です。
観覧場所を確保!場所取りの時間と注意点
堂ヶ島火祭りを最高の場所で楽しむためには、事前の準備と場所取りのタイミングが鍵です。
ここでは、快適に鑑賞するための具体的な時間や持ち物、注意点について解説します。
人気スポットの場所取りは何時から始めるべき?
場所取りを開始すべき時間は、どのスポットで観覧したいかによっても異なります。
堂ヶ島公園(メイン会場)
最も人気が高く、最前列などの良い場所は早い時間から埋まり始めます。
確実に良い場所を狙うなら、遅くとも15時~16時頃には到着して場所を確保し始めるのがおすすめです。
沢田公園や穴場スポット
メイン会場ほどの混雑はありませんが、それでも夕方以降は人が増えてきます。
17時頃までには現地に到着しておくと、比較的余裕をもって場所を選べる可能性が高いです。
いずれの場所を選ぶにしても、花火が始まる直前は大変混雑します。
早めの行動を意識し、待ち時間も楽しめるよう準備しておきましょう。
堂ヶ島火祭りへのアクセス方法と駐車場情報
堂ヶ島火祭りへ向かうには、公共交通機関と車のどちらでもアクセス可能ですが、当日は大変な混雑が予想されます。
それぞれのアクセス方法と、混雑を避けるためのポイントを事前に確認しておきましょう。
公共交通機関(電車・バス)での行き方
電車とバスを乗り継いで会場へ向かう方法です。
帰りの時間に注意が必要ですが、渋滞や駐車場の心配がないのが最大のメリットです。
- 電車:伊豆急行線「伊豆急下田駅」で下車します。
- バス:伊豆急下田駅のバス乗り場から、東海バス「堂ヶ島・松崎」行きに乗車します。(約50分~60分)
- 降車:バス停「堂ヶ島」で下車後、徒歩すぐで会場エリアに到着します。
【重要】
祭りが終わる時間帯は、バスの運行本数が少なくなります。必ず事前に帰りのバスの最終時刻を確認し、乗り遅れないように計画を立ててください。
また、花火終了後には、堂ヶ島バス停~松崎方面(松崎バス停まで)・宇久須方面(クリスタルビーチまで)1本ずつ臨時バスが運行される予定です。
※通常の路線バスと同額の運賃が必要。
車でのアクセスとおすすめ駐車場
車でのアクセスは自由度が高いですが、当日は会場周辺で大規模な交通規制と渋滞が発生します。
アクセスルート
東名高速「沼津I.C.」または新東名「長泉沼津I.C.」から伊豆縦貫自動車道・伊豆中央道を経由し、国道136号線を南下するのが一般的なルートです。
臨時駐車場
祭り当日は、会場から少し離れた場所の「旧らんの里」、「仁科漁港」に駐車場が用意されます。
ただし、いずれも収容台数があり、早い時間に満車になる可能性もあります。
車でのアクセスを検討している方は、駐車場ができない可能性もあることを理解した上で時間に余裕を持って向かうことを強くおすすめします。
まとめ:2025年の堂ヶ島火祭りを満喫するポイント
西伊豆の夜空と海を焦がす、勇壮な「堂ヶ島火祭り」。
しっかりと準備をして、他では決して見ることのできない海賊船の炎上と豪華絢爛な花火の競演を、最高の思い出にしてくださいね。
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